曁南大学日本学院大学院・国際中国語教育研究科募集要項

出願資格

 日本人、華人、華僑、及び香港・マカオ・台湾省出身者は、「学士」若しくは「修士」の取得者、又はそれと同等の学歴を有する者であり、品行方正で犯罪歴がなく、心身共に健康な者であれば、南大学日本学院に出願できます。

1.日本人

 「日本人」とは、日本国に国籍を有し、有効な日本国旅券を所持する者を指します。日本国若しくは外国の大学・大学院の学位を取得した者、又はそれと同等の学歴を有する者は出願できます。

2.華人

 「華人」とは、中国系の外国居住者で、居住国の国籍を持つ者を指します。父母が中国籍で中国以外の国に定住しており、出生時に中国以外の国籍を有する者、又は中国本土(中国大陸)、香港、マカオ、台湾の居住者として移住した後に中国以外の国籍を取得した者は、有効な中国以外の国の旅券若しくは国籍証明書を4年以上所持し、出願前の4年間、実際に中国以外の国に居住していたという事実が求められます。さらに、出願前の4年以内に、中国以外の国に2年以上居住していたという事実が求められます。なお、旅券内の出入国スタンプにより、1年間に9ヶ月間以上外国に居住していたという事実が認められる場合は、1年として換算できます。

3.華僑

 「華僑」とは中華人民共和国の旅券を持つ在外中国人を指します。出願者は、居住国で在留期間「5年」又は永住権を取得した上で継続して2年間居住し、そのうち2年以内の累計居住時間が18ヶ月以上であることが求められます(出願者は、出願直前の2年以内に、18ヶ月以上居住していた事実が求められます)。
 また、居住国において在留期間「5年」又は永住権を取得していないものの、居住国において継続して5年以上居住し、出願直前の5年以内に累計30ヶ月以上居住していた事実が認められる場合は、出願できます。
 なお、中国の関連規定(2009年に施行された『関于界定華僑外籍華人帰僑僑眷身份的規定』)によると、中国人が外国において教育を受ける活動(公費留学、私費留学)又は、公的な目的で外国において収入を伴う事業を運営する活動若しくは報酬を受ける活動(駐在員を含みます。)を行った場合は、「華僑」とはみなされません。

4.香港からの出願者

 香港からの出願者は、香港の永久身分証明書又は住民身分証明書に加え、香港・マカオ住民中国本土通行許可証(「港澳居民來往內地通行証」)又は香港・マカオ住民中国本土居住許可証(「港澳居民居住証」)を所持していれば出願できます。

5.マカオからの出願者

 マカオからの出願者は、マカオ永住身分証又は非永住身分証に加え、香港・マカオ住民中国本土通行許可証(「港澳居民來往內地通行証」)又は香港・マカオ住民中国本土居住許可証(「港澳居民居住証」)を所持していれば出願できます。

6.台湾からの出願者

 台湾からの出願者は、台湾在住の有効な身分証明書に加え、「台湾居民來往大陸通行証」又は台湾住民中国本土居住許可証(「台湾居民居住証」)を所持していれば出願できます。

出願書類

  • 中国籍以外の国籍の方     

□ 出願書

□ 推薦書
  2通必要です。出願時には1通だけでもかまいません。

□ 研究計画書

□ 卒業証明書又は学位証明書
  修士課程:学部の卒業証明書又は学位証明書
  博士課程:修士課程の修了証明書又は学位証明書

□ 日本国の戸籍謄本(華人の方)又は住民票の写し
  戸籍謄本は旧名(中国籍時の氏名)が記載されているもの、住民票の写しは個人番号が記載されていないものを提出して下さい。

□ 成績証明書
  成績証明書を提出できない場合、提出できない理由を記した書面を提出して下さい。

□ 旅券(身分事項の頁) の写し及び在留カード(両面)の写し

□ 学歴認定書
  中国における学歴の場合は、学歴認証サイト上で電子版を取得して下さい。また、日本における学歴の場合は、必ず日本の大学で学部卒業       又は修士課程修了証明書及び成績証明書を取得し、日本国外務省における証明を受けて下さい。

□ 健康診断書
  書式及び診断月は問いません。

□ 中国語検定HSK5級合格(180点以上)の語学力
  学生募集要項に基づき、中国語授業専門及び人文社会科学専攻は、中国語検定HSK5級合格(180点以上)の語学力が求められます。中国の大学で「学士」の学位又は「修士」の学位を取得し、授業の使用言語が中国語の場合は、HSK5級合格証明書を提出する必要はありません。(HSK5級合格証明書を所持せずに入学した場合は、入学前に必ず語学力を証明できる書類を提出して下さい。)

□ 出願書

□ 外国渡航記録
  中国移民管理局による外国渡航記録が必要です。なお、操作の指導フロープロセスがあるため、詳細は事業管理部にお問い合わせ下さい。

□ 推薦書
  2通必要です。出願時には1通だけでもかまいません。

□ 研究計画書

□ 卒業証明書又は学位証明書
  修士課程:学部の卒業証明書又は学位証明書 
  博士課程:修士課程の修了証明書又は学位証明書

□ 住民票の写し
  個人番号は記載不要です。

□ 成績証明書
  成績証明書を提出できない場合、提出できない理由を記した書類を提出して下さい。

□ 旅券 (身分事項のページ) の写し及び在留カード(両面)の写し

□ 学歴認定書
  中国における学歴の場合は、学歴認証サイト上で電子版を取得して下さい。また、日本における学歴の場合は、必ず日本の大学で学部卒業又は修士課程修了証明書及び成績証明書を取得し、日本国外務省における証明を受けて下さい。

□ 居住身元認証書
  取得が難しい場合は、住民票の写しだけでかまいません。

【注意事項】

 ① 入学試験の「外国語」は英語に限りませんが、香港・マカオ・台湾からの出願者(中国国籍を有する方)は博士課程入学後に、英語は必修科目になります。

 ② やむを得ない事情により、オンライン授業に変更する場合がありますので、あらかじめ、ご承知おき願います。

 ③ 出願後、出願書類の審査の過程において、上記以外の書類を求める場合もありますので、あらかじめ、ご承知おき願います。

 ④ 出願書類の中で取得できないものがある場合は、南大学日本学院事業管理部までご連絡下さい。

 ⑤ 外国の大学を卒業した方については、日本国の教育制度と異なるため、事前に出願資格を確認します。暨南大学日本学院事業管理部までご連絡下さい。

 ⑥ 本学院では国際中国語教育研究科[修士課程]、経営管理学研究科[修士課程]、中国言語文学研究科[修士課程・博士課程]、メディア・コミュニケーション研究科[修士課程・博士課程]については、研究科毎に学生数が所定の人数に達し次第、順次開講する予定です。

◆ 暨南大学日本学院事業管理部  

TEL:03-5927-9198  0120-958-355(フリーダイヤル) 

E-mail:info@jnu.jp   WeChat:819042998748

国際中国語教育研究科[修士課程]

「国際的な中国語教育事業の支援」

「中国語教育における高度専門職の養成」

 ビジネス等の場面における中国語の世界的な広がりに合わせるように、中国語教育の必要性も年々高まってきました。暨南大学は、こうした時代の要請に応じるため、中国国外で中国語を第二言語/外国語とする方々に対する中国語教育の専門家養成課程(国際中国語教育研究科[修士課程])を設置しました。本研究科は独自のカリキュラムを通じ、中国語を世界各国で第二言語/外国語として指導しながら、国際的な中国語教育の進展に寄与できる高度専門職を養成します。

1.修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
 標準修業年限は2年で、そのうち1年又は1年半が課程の単位の取得、半年又は1年が実習及び学位論文執筆にあてられます。また、最長在籍期間は5年とします。
 また、本課程修了に必要な39単位(最多は42単位です。)を取得し、学位論文の審査に合格し、学位授与の要件を満たした学生には、中華人民共和国教育部が認定する修士課程修了証書と学位証書が授与されます。なお、授与学位は「国際中国語教育学修士」です。

2.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
 国際的な中国語教師のニーズに応え、実践的な応用力を持った教育の専門家を養成するため、中国語教育能力、中華文化発信能力、及び異文化コミュニケーション能力の向上を目指した主要科目を設置しています。また、発展科目も配置し、総合的な教育実践を担保しています。
 本課程修了には39単位以上の取得(最多は42単位です。)が求められており、そのうち共通科目4単位、主要科目12単位、教育実践科目10単位、発展課程8単位、必修科目5単位(国際中国語教育フロンティア講座、教育実習を含みます。)の取得が求められます。
 なお、必修科目の国際中国語教育フロンティア講座では、①合計15回以上出席すること、②毎回課題レポートを提出し、指導教官の確認を受けた後にファイルに保存すること、③学術報告書を1通作成することが求められます。