2025年 第1回「国航杯」日中大学生スピーチ交流大会が盛大に開催

日中の若者交流を促進し、産学連携を深め、大学生の活躍を発信することを目的として、9月23日、「新しい生産力の発展と産学融合による人材育成」をテーマとした第1回「国航杯」日中大学生スピーチ交流大会が日本経済新聞社ビルにて盛大に開催されました。

本大会は、中国国際航空(エアチャイナ)日本・韓国地区支社、暨南大学日本学院、千代田教育グループ、一般社団法人日本華僑華人博士協会の共催により実施され、中国・日本・ベトナム・ウズベキスタンなど多国籍の大学生が参加。学部生から博士課程まで、幅広い層の学生がステージに立ち、時代を担う若者たちの多様な視点と活力あふれる発信が繰り広げられました。


01|盛大な開幕、来賓の祝辞

大会は13時に開幕。
中華人民共和国駐日本大使館の杜柯偉公使参事官が挨拶に立ち、「第1回国航杯は言語と思想の交流の舞台であり、同時に日中両国の理解と友好を深める重要な契機でもある」と述べました。
「日中の歴史は深く結ばれており、若者は歴史を心に刻み、平和を大切にし、言語を鍵に、文化を架け橋として交流を重ねていくべきだ」と強調。青年たちが「交流・理解・共創」を実践し、両国関係に新たなエネルギーを注ぐことへの期待を示しました。

続いて、日本第93代内閣総理大臣であり、公益財団法人友愛理事長の鳩山由紀夫氏がビデオメッセージで祝辞を寄せ、「このスピーチ大会は語学力の向上だけでなく、友情を育む大切な場でもある。中日韓の青年が相互に学び合うことは、平和な未来への礎になる」と述べ、今後の継続開催への期待を表明しました。

また、中国国際航空の冯力(フォン・リー)日本韓国地区支社長は、「国航杯は中日青年の貴重な交流プラットフォームであり、主催・協賛できることを光栄に思う。国航は国旗を掲げて飛ぶ唯一の航空会社として、毎週約700便の中日路線を通じて文化交流を支えている。青年交流は両国の友好の基盤であり、未来の原動力でもある」と語りました。

さらに、元日本駐重慶総領事で日中協会理事長の瀬野清水氏は流暢な中国語で「管鮑の交わり」を引用し、真の友情への思いを伝えました。全日本華僑華人社団連合会の張書明会長も、出場者たちへの期待と友情を込めたメッセージを送りました。

続いて、千代田教育グループ会長・栗田秀子氏と暨南大学日本学院院長・童盛強氏が、審査員である杏林大学の劉迪教授、慶應義塾大学の段瑞聰教授、神奈川大学の張善俊教授、東京大学の胡昂教授、一橋大学の徐文臻准教授に委嘱状を授与しました。


02|若き知性が火花を散らす

今回の大会には6チームが出場し、A・Bの2ブロックに分かれて競いました。
スピーチのテーマは、人工知能、グリーンエネルギー、デジタル経済、産学連携など多岐にわたり、各チームが自国・自大学の視点から課題と展望を発表。

対話形式の競技方式が採用され、発表チームがスピーチを行い、他チームが質問、発表者が即時に応答するという形式で進行。表現力だけでなく、思考力と即興性も問われる緊張感ある展開となりました。

その結果、
🏆 NeoEduチームが最優秀賞(1位)
🥈 千代田教育・暨大チームが優秀賞(2位)
🥉 電気通信大学チームが奨励賞(3位)を受賞しました。


03|専門家による講評と今後への展望

大会終了後、審査員代表として杏林大学の劉迪教授が講評を行い、参加者の言語運用力と論理的表現力を高く評価。「多角的なテーマ設定と国際的な視野が印象的だった」と述べ、今後のさらなる発展を期待しました。

また、日本華僑華人博士協会会長の徐栄氏、日中友好会館理事の黄星原氏、日中文化教育友好交流基金会理事長の濱田和幸氏らも、「国航杯は日中青年の相互理解と共創を促す貴重な舞台であり、今後も継続的な開催を期待する」と述べました。

最後に、暨南大学日本学院の童盛強院長が総括の挨拶に立ち、「国航杯は言語交流であると同時に、産学連携の新しい試みでもある。大会は終わっても交流は続く。中日両国の青年が言葉を舟に、交流を櫂にして、未来へ漕ぎ出していってほしい」と語りました。


結びに

第1回「国航杯」日中大学生スピーチ交流大会の成功は、暨南大学日本学院が日中青年交流と国際教育協力を推進する上で大きな一歩となりました。
今後も企業・教育機関・社会各界と連携し、知恵と情熱を結集しながら、
交流を絶やさず、協力を育み、
新しい時代の青年成長と日中友好の新たな章をともに描いていきます。