【中国語漢語橋】オンライン無料講座 第七回「海派画家-呉昌碩」が開催されました

3/5(土) 14:00より、暨南大学日本学院主催【中国語漢語橋】無料オンライン講座の第七回が開催されました。今回は、暨南大学日本学院修士課程在学中の東京中央オークション事業開発マネージャーの朱紫逸(シュ)先生をお招きし、中国で有名な海派画家の「呉昌碩(ゴショウセキ)」についての講座をしていただきました。
呉昌碩とは、中国の清朝末期から近代にかけて活躍した画家・書道家・篆刻(判子を作る行為)をする有名な歴史上の人物です。朱先生は、中国の絵画発展史から、呉昌碩の波乱万丈な芸術人生について、ご紹介いただき、
中国の芸術についての知識を深めることができました。
 朱先生と三田村先生が、「芸術家とは、先人の芸術家の歴史や作品をよく学び研究して、自分の作品に取り入れ、そこからアレンジを加えて、良い作品を作っていく。また、ほとんどの画家は、波乱万丈の人生を送っており、その時々の感情が作品に表れている」と仰っており、そのような話を聞きながら、朱先生のコレクションの呉晶碩の作品を鑑賞すると芸術とは奥深きものだと感じました。
 最後に朱先生から、「呉昌碩の弟子が日本人です。20世紀初頭当時、日本人が上海に渡り、呉昌碩に師事していました。そして、弟子たちがご呉昌碩の多くの作品を日本に持ち帰り、現在もなお、日本に多くの作品が残っています」とお話されており、芸術を通じて当時から日中関係、文化交流が築かれていたことに驚きました。
 本日の講座でも、中国の芸術や呉晶碩の歴史、作品など様々なことを学ぶことができました、また、機会があればぜひ、朱先生の講座を聞き、中国の芸術作品を鑑賞したいと思います。