国際中文教育 修士課程(第10期・第11期)授業レポート
夏の熱気が最高潮に達するこの季節、日本学院の非全日制「国際中文教育」専攻修士課程も、今学期の終盤を迎えました。
今回は第10期・第11期の集中講義が行われ、真夏の暑さの中にも知識に浸る涼やかなひとときが加わりました。講義は王漢衛教授(博士指導教官)と黄方方副教授をお招きし、それぞれ来日して直接授業を行っていただきました。
第10期授業

科目:教学テストと評価
講師:王漢衛 教授(博士指導教官)
理論で方向性を示す
今回のテーマは「教学テストと評価」。王教授は言語と文化の関係から話を始め、異文化間コミュニケーションにおける典型的な課題を体系的に整理しました。その上で、言語教育においては文化意識と文化適応力の向上が重要であると強調しました。
実践事例で思考を促す
授業では、王教授の長年の教育経験に基づく数多くの実例が紹介され、授業中に起こりがちな文化的誤解を分析。その解決策として、理論を現場で活かすための実践的な指導法が提示されました。

学術的造詣の深さと、生き生きとした講義スタイルで知られる王教授の授業は、学生たちの学問的視野を広げ、今後の国際中文教育に向けた堅固な基盤を築く機会となりました。
第11期授業

科目:漢語趣味教学法(中国語の楽しい教え方)
講師:黄方方 副教授
実践と理論を融合
今回のテーマは「漢語趣味教学法」。黄副教授は、中国語教育法の発展の流れを踏まえ、タスク型教授法やコミュニカティブ・アプローチなど主要な教育理念を体系的に解説しました。さらに、豊富な実践経験に基づき、授業デザインの具体的なテクニックや事例を紹介しました。
言語と文化の統合を重視
黄副教授は、言語教育と文化教育の一体化にも力を入れています。授業では中国文化の要素を自然に取り入れる方法を具体例とともに提示し、学習意欲と異文化理解の向上につなげる重要性を強調しました。
明るく活気ある授業と確かな専門知識で、黄副教授の講義は学生から大変高い評価を得ました。

日本学院はこれまでも、華文教育の新しい可能性を探り、内容面・方法面での革新に挑戦してきました。
今後も多様な教育資源を融合し、デジタル技術を活用した現代的な中国文化の発信を推進してまいります。そして、グローバルな視野と実践的スキルを併せ持つ人材を育成し、世界に向けて中国語と文化をより深く広めていきます。
日本国内で国際中文教育に携わる皆さまのご関心・ご参加を心よりお待ちしております。ともに新しい教育の地平を切り拓きましょう。


