曁南大学日本学院の教職員・学生が2025年「国際中文デー」イベントに参加

2025年4月29日、曁南大学日本学院の教職員と学生たちは、千代田教育グループとともに、中国駐日本大使館が主催する「国際中文デー」イベントに招待され、参加しました。

今年のテーマは「時空を超えた贈り物」。世界各地の中国語学習者が一堂に会し、没入型で中華文化の魅力を体感する、特別なひとときとなりました。


📸 会場の様子より

会場では、多彩な体験が来場者を迎えました。学生たちは、切り絵や中国結びといった手工芸に取り組み、中華の伝統工芸に宿る繊細さと知恵に直に触れました。

書道コーナーでは、パンダや駿馬(しゅんめ)といったモチーフが紙の上に躍動し、書道家たちの筆技が大きな注目を集めました。学生たちはその場に立ち止まり、感嘆の声をあげながら作品に見入っていました。

また、AIや現代技術を取り入れた新しい中国語学習スタイルの紹介もあり、言語教育とテクノロジーの融合が生む利便性と楽しさに、多くの学生が目を輝かせていました。
このような革新的なアプローチは、学習意欲を高めるだけでなく、中国語教育が時代に呼応して進化していることを実感させる内容でした。


🎤 才能あふれるステージパフォーマンス

中でも特に注目を集めたのが、本学院教員・小松洋大先生大畑凛恩さんによる伝統曲芸「快板(クァイバン)ラップ」《健身歓歌》の披露です。

二人の息の合った掛け合い、明瞭でリズム感に富んだ中国語の発音は、会場から大きな拍手を浴びました。
このパフォーマンスは、彼らの中国語運用力の高さを示すとともに、日中の文化交流が着実に成果を上げていることを象徴するものでした。

なお、小松先生が担当する「快板」選択科目や土曜の「快板クラブ」は、学生の間でも大変人気があり、本学院における文化伝承と教育実践の象徴的な場となっています。


🎙 学生代表の感想スピーチ

イベントの最後には、2名の学生代表が登壇し、この文化体験を通じて得た気づきや想いを語りました。

「実際に体を動かして参加する中で、中国語や中華文化への理解がぐっと深まりました」と語る彼女たちは、他の中国語学習者のストーリーに触れたことで大いに刺激を受け、今後は中国語スピーチコンテストに挑戦し、自らの中国とのつながりを語っていきたいと抱負を述べました。


「国際中文デー」は、単なる語学イベントにとどまらず、心と心をつなぐ文化交流の場です。
学生たちは、中国語の美しさを実感し、自らの声で「中国語を語る」経験を得ることができました。

曁南大学日本学院は今後も、中国語教育と中華文化の発信に力を注ぎ、学生たちが自らの言葉で中国の魅力を語り、広めていくことを応援していきます。
日中、さらには国際社会の相互理解と友情の架け橋となる人材育成に、これからも尽力してまいります。