曁南大学日本学院 2025年度 新入生入学式が無事に開催されました

4月10日の午前、春の陽気に包まれた東京・池袋キャンパスにて、曁南大学日本学院2025年度の新入生入学式が盛大に行われました。
会場となった4階ホールには、中国駐日本大使館のご来賓をはじめ、教育界・経済界・友好団体の皆さまがご臨席くださり、学院関係者と新入生たちとともに、新たなスタートを心温まる雰囲気の中で迎えることができました。


◆ 未来へのエール —— ご来賓からのメッセージ

式典は、厳かな校歌の演奏とともに始まりました。
曁南大学の張小欣副学長はビデオメッセージを通じて、「忠信篤敬」「和而不同」という学院の理念を紹介し、新たな環境で学びを深める新入生たちへ、国際的な視野と実践力を育ててほしいと励ましの言葉を送りました。

中国駐日本大使館の杜柯偉・公使参事官もご来場くださり、「今あるチャンスを大切にし、広い視野で物事を捉え、社会の一員としての責任を担う力を育んでほしい」と語りかけ、日本学院へのさらなる期待も述べられました。

在日中国企業協会の王家馴会長(曁南大学客員研究員)は、ご自身の経験を交えながら、「学びの時間を大切にし、自分を信じ、果敢に挑戦する姿勢が大切」と新入生を力強く激励。日中文化交流の架け橋として、未来に羽ばたいてほしいと語りました。

中国国際航空(日韓支社)の冯力社長は、「飛行機の航路になぞらえて、方向を定め、力を蓄え、挑戦を恐れないことが大切」とメッセージを送り、「学生の皆さんの空の旅を、私たちが安心・安全にサポートします」と心強い言葉も添えてくださいました。

また、学院と連携する日本企業の代表として、大峰建設株式会社の野澤一芳社長からは、「インフラや建設分野に関心のある学生には、実習や就職の機会を積極的に提供していきたい」と、今後の支援を約束してくださいました。

このほか、当日会場にお越しいただけなかった横浜山手中華学校の張岩松校長や新富国際語学院の三宅和幸理事長からも、祝福のビデオメッセージとお祝いのお手紙が届きました。
日本学院の教育活動や日中交流への貢献について、あたたかな言葉で評価してくださいました。


◆ いよいよスタート —— 入学許可のセレモニー

式典の中では、日本学院の童盛強・常務副院長が「入学許可決定書」を読み上げ、新入生代表へ許可証を授与しました。
その瞬間、出席した新入生たちは一礼し、正式に曁南大学日本学院の一員となりました。

新入生代表を務めた木村香里さん(華僑生)は、流ちょうな中国語で大学生活への期待を語り、「多様な文化を受け入れる心を持ち、日中友好の架け橋になれるよう努力したい」と、真摯な決意を述べました。

また、在校生代表の長坂真奈穂さんからは、入学当初の思い出や日々の学びを交えた優しいメッセージが贈られ、「困ったときは一人で悩まず、積極的に周りと交流してみてください。きっと楽しいことがたくさん待っています」と、新入生に寄り添う言葉が届けられました。


◆ 感謝の気持ちを込めて —— 感謝状・委嘱状の贈呈

式典の後半では、学院の活動を支えてくださっている方々への感謝の気持ちを込め、感謝状と委嘱状の贈呈が行われました。

童副院長からは、浜田和幸会長と冯力社長へ委嘱状が贈られ、また日方代表の栗田秀子氏より、劉国利氏・王家馴氏・許勢永氏の3名に感謝状が授与されました。

浜田会長からは、「国際色豊かなこの学院が、今後ますます飛躍することを心から願っています」とのお言葉をいただきました。

式典の締めくくりには、栗田秀子会長が登壇され、学院のこれまでの歩みを振り返りながら、「ここでの学びが、皆さんの人生を豊かにし、世界へと羽ばたく力になりますように」と新入生に向けて温かいエールを送りました。


今回の入学式は、新入生にとって新たな旅の始まりであると同時に、学院が日中教育の懸け橋として歩みを続けていることを改めて示す場ともなりました。

これからも曁南大学日本学院は、「国際性・実践力・革新性」を大切にしながら、日中をつなぐ次世代の担い手を育ててまいります。


さあ、新しい航海のはじまりです。
2025年度の新入生の皆さんが、夢を帆に、努力を櫂にして、
ここ日本学院で、自分らしい物語をのびのびと描いていけますように。