海外で中華文化を発信する「暨南の声」

01 国賦教授講演会:「『紅楼夢』における命名の芸術」

11月2日、暨南大学文学部の程国賦教授による学術講演「『紅楼夢』の命名芸術」が日本学院で行われました。早稲田大学や明治大学などの日本の大学院生、中華文化に関心を持つ日本人が参加し、程教授は命名文化と小説創作の関係について深く考察し、『紅楼夢』に内包される豊かな文化的意味を示しました。
本講演は「中華文化香港・澳門・台湾及び海外伝承・発信協同イノベーションセンター」日本分センター発足後、最初のイベントであり、これを機に、暨南大学日本学院は海外での文化発信へ着実な一歩を踏み出しました。今後、日本学院は同センター日本分センターというハイレベルなプラットフォームを活用し、国内外の著名な講師を日本へ招いて中華文化を伝え、日本における中華文化の普及をさらに促進していく予定です。

02 「国航杯」在日華僑華人子女中国語スピーチコンテスト

11月10日、2024年第7回「国航杯」在日華僑華人子女中国語スピーチコンテストが東京日中友好会館で盛大に開催されました。長年にわたり日本での華文教育を支援・推進してきた在日中国大使館関係者、華僑団体代表、著名な企業家や社会活動家、そして華文教育の第一線で活躍する優秀な教師や在日華僑華人の保護者と子女が一堂に会しました。
日本学院は感謝状を受領し、常務副院長の童盛強氏が決勝戦の専門審査員を務めました。また、日方代表の栗田秀子氏、オフィス主任の司志武氏も招かれて参加しました。今回のイベントは、中日文化交流を促進するとともに、若い世代が才能を発揮する舞台となりました。

03 第10回中日教育交流会

11月13日、第10回中日教育交流会が東京で成功裡に開催されました。中日教育交流会は、中日両国の教育界における重要な交流プラットフォームの一つであり、今回のテーマは「新時代における中日教育交流・協力の新思考・新場面」とされました。中国からは80を超える大学・高専・高校が、日本からは120の大学・高校および企業が参加しました。
この機会に、暨南大学日本学院は積極的に参加し、ブースを設けて日本学院での教育方針や入学政策を紹介しました。これにより、中日間の人文教育分野での連携と発展を後押しし、両国の友好関係に新たな活力をもたらしたといえます。

04 暨南大学幹部一行が日本学院を訪問

11月12日および14日、暨南大学人事関連部門トップである谷世乾氏をはじめとする幹部が日本学院を訪問し、日本学院日方代表の栗田秀子氏、理事長の中理秀宝氏らと、学院の建設・発展に関する意見交換を行いました。
この訪問により両者は協力関係を一層深め、日本学院のさらなる発展に新たな原動力が生まれました。

05 睦新中文学校の発表会に参加し、華文基礎教育を支援

11月24日、日本学院常務副院長の童盛強氏、日方代表の栗田秀子氏は「2024年睦新中文学校発表会」に招かれました。同発表会では、全日本華僑華人社団連合会と睦新中文学校による直属校としての提携調印・授牌式が行われました。
この発表会は、同校の教職員と生徒が1年間積み重ねた教育の成果を披露する場であり、生徒たちは念入りに準備した中国語のプログラムを通じて学習成果を発表し、会場からは熱い拍手が送られました。
会場では、童氏と栗田氏が、かつて睦新中文学校で学び、現在は暨南大学を卒業した元生徒らと懇談し、同校の華文教育における成果を高く評価しました。また、今後はより多くの華文学校や教育機関との連携を深め、華文教育の発展に共に取り組んでいきたいとの期待を示しました。