2024 日本中学生 中外人文交流 小使者展示 活動報告
忘れられない6日間の友情、不朽の日中友好を誓う
■小使者展示活動―2024年7月20日~7月25日―
「中国北京及び武漢」【2024 日本中学生 中外人文交流 小使者展示活動】(以下、小使者活動)は、「中国の子どもたちに世界を、世界の子どもたちに中国を」というテーマのもと、中国教育部中外人文交流センターが主催し、中華人民共和国駐日本国大使館が後援、千代田教育グループが運営する活動です。
これら3機関の全面協力のもと、7月20日(土)から7月25日(木)の6日間、日本全国から集まった中高生30名が中国(北京・武漢)を訪れました。
主な活動として、日本小使者演奏楽団による清華大学での演奏発表会が行われ、日中両国の中高生が友好交流を深め、北京や武漢の名所旧跡を視察するなど、日中間の友好交流を目的とした公益人文交流活動です。
■小使者修了式―2024年8月28日―
「東京都豊島区」 8月28日(土)午後3時、曁南大学日本学院池袋キャンパス6階講義室にて、「中華人民共和国駐日本国大使館 杜柯偉 公使参事官」、「中華人民共和国駐日本国大使館教育部 馬力 秘書」、「千代田教育グループ 栗田秀子 会長」、「株式会社ラズワルド 小林良晴 社長」、「学校法人京華学園 今野巌 広報室長」などの来賓をはじめ、日本小使者演奏楽団の中高生、保護者、総勢およそ50名の関係者が集まり、「小使者活動」の修了式が開催されました。
修了式では、まず代表謝辞として、30名の小使者団を中国へ引率した千代田教育グループの栗田秀子会長が、今回の活動に携わった関連機関や人々への感謝の意を表しました。
そして、「今後は、今回の中国研修旅行での経験を活かし、将来中国に再訪する際は、中国の美しさや力強さをさらに深く味わい、より多くの人々に中国の美しさ、技術、精神を伝え、立派なグローバル人材に成長してほしい」と日本の中高生に向けて力強く訴えました。
その後、6日間の研修旅行を振り返るため、動画や写真の鑑賞が行われ、中高生によるグループディスカッションや発表も行われました。
中高生からは、旅での良かった思い出や活動中の問題点、来年度実施に向けた改善案などが発表されました。
特に、「北京や武漢で中国人の友達ができて良かった」、「今後も日本で日中友好に関わるイベントに参加したい」といった積極的な意見が飛び交い、中には、「将来、大使館で働くために、外交官になるにはどうしたら良いですか?」と将来に対する率直な気持ちを大使館の来賓に投げかけ、意見交換をした生徒もいました。
最後に、中高生の発表を踏まえ、総括として杜柯偉公使参事官から、今回の小使者活動を計画するにあたり、「①中国の歴史、②現代の中国、③中国の自然、④中国の若者」、これら4つのポイントを日本の中高生に体験させることを意識して計画したことが説明されました。
そして、今回の研修旅行をきっかけに、日本の若者たちが中国に対する認識を深め、中国に対する感覚を持ってほしかったと述べました。
また、「毎日、中国現地からの報告を受け、活動動画や写真を確認していたため、皆さんと毎日一緒に過ごしている感じがした」と6日間の研修旅行を振り返り、「①10代の学生時代に学業を頑張ること、②コミュニケーション能力(語学能力)を身につけること、③将来は、日本や中国、世界人類のため、人のためになるようなことを成し遂げること」など、将来の日中友好を担う小さな使者たちへのアドバイスも贈られました。
今後、小使者の中高生たちは、今回の中国旅行をきっかけに、日本での日中交流活動に積極的に参加する予定です。
また、中国駐日本国大使館や千代田教育グループは、今後も積極的に日中青少年交流活動に貢献し、日中間の人々との文化交流を広め、世代を超えた強固な日中関係を構築していくでしょう。