2024年度華文教師研修クラス開講式および第一回目・第二回目期講座の振り返り
2024年7月12日、13日に、暨南大学日本学院と華文学院主催の『2024年度日本華文教師研修開講式および第一回目・第二回目講座』が、日本華文教育基金会と千代田教育グループ協賛のもと、開催されました。
暨南大学日本学院常務副院長の童盛強氏、暨南大学華文学院試験院院長の王漢衛教授、千代田教育グループ会長の陳秀姐氏、全日本華僑華人社団連合会副理事長の高原龍一氏、日本学院オフィス主任の司志武氏、試験院広報部長の蘇政氏等、日本で華文教育に従事する多くの華文教師がこのイベントに参加しました。開講式と講座の司会は、日本学院常務副院長の童盛強氏が務めました。
まず、童盛強副院長が日本学院初の華文教師研修の開講宣言をし、「華文水平テスト」(HC、略称「華測」)の専門家であり、本研修の第一回目・第二回目講座のゲスト講師を務める王漢衛教授の来日を歓迎しました。
千代田教育グループ会長の陳秀姐会長が挨拶し、日本在住の華人に対して華測の普及を共に推進するよう呼びかけると同時に、華文水平テストが日本でますます発展することを望んでいると述べました。
高原龍一副理事長は、本研修クラスのメンバーの一人として、研修に参加する華文教師たちが、多くのことを学び、日本の華文教育事業の発展に役立ててほしいと述べました。
司志武主任は、本華文教師研修クラスの開講目的と華文教師研修コースのモジュールおよびコース編成について詳しく紹介しました。
開講式の後、王漢衛教授と蘇政先生が講演を行い、華文水平試験の設立の目的、教育と試験の関係、そして漢語水平試験との違いについて体系的に紹介しました。その後、蘇政先生が華文水平テストの実際の問題形式を示し、問題作成の理念と論理を詳しく説明し、華文水平テストが試験を通じて教育を見直すきっかけを与え、教育を促進する役割を果たすことを強調しました。参加した教師たちもQRコードをスキャンして華文水平テストを体験し、それぞれ感想を述べました。
13日の午後の第二回目の講座では、王漢衛教授が「中国語教育の正道」をテーマに、「字本位と詞本位の争い」から話を始め、伝統的な教育理論を見直しながら、自身の中国語教育に対する独自の見解を分かりやすく述べました。「漢字を基礎とし、読解と作文を中心に、聴解と会話を補い、文化を魂とする」という考え方は、参加した華文教師たちに深い印象を与えました。
連続二回の講座を皮切りに、2024年度日本華文教師研修が正式にスタートしました。日本の中華学校や華文教育機関の教師の皆様、そして日本で華文教育に携わる方々には、今後の講座開講に関する情報にぜひご注目いただければと思います。